健康コラム

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2009年10月号

あなたも認知症予備軍!?若いうちからしたい3つの脳活
高齢化が進むにつれ、急速に増えている認知症。「あと10年後には、65歳以上の約5分の1(約700万人)が認知症」という事実もあるほどです。また、働き盛りの世代でも発症するケースも十分に考えられます。もしも、親や身近な人、あるいは自分自身が認知症になってしまったら…?
若年性認知症は約4万人!こんな傾向には要注意!
新しいことを記憶できない、自分がどこで何をしているかわからなくなる、料理や家事など普段できていたことが出来なくなる、進行すると幻覚や徘徊の症状まで…。記憶に加えて理解や判断力、行動や感情までコントロールできなくなる、それが認知症です。高齢化が進む日本では、厚生労働省が「オレンジプラン(認知症施策推進5カ年計画)」を策定するなど、国を挙げて認知症対策に取り組んでいるほどです。 年齢を重ねることが最大の発症要因ですが、実は18歳〜64歳で発症する若年性認知症も多く、約4万人にものぼると推計されています。働き盛りの人が認知症になってしまったら、経済的な負担や心理的ストレスは計り知れないもの。そのため、早期発見・早期治療がより一層重要となります。 始まりは単なる老化現象とまぎらわしいですが、「もの忘れが多くなった」「仕事や家事の段取りが悪くなった」などの変化が現れ、その傾向が続くようであれば認知症のサインである可能性もあります。
認知症になりやすい人って?
認知症にはいくつか種類がありますが、特に多いのが脳の神経細胞の壊死、委縮が原因で起こる「アルツハイマー型認知症」です。この発症には生活習慣や性格、環境が関わっていることがわかってきました。傾向として指摘されているのが、偏った食事やアルコールの過剰摂取、運動不足や喫煙といった生活習慣、几帳面・神経質・非社交的といった性格、またストレスフルな日常生活の環境などなど。これらの因子が脳の状態や認知機能を低下させている可能性も考えられるという研究結果もあるそうです。また、糖尿病患者は認知症の発症リスクが約4倍にもなるというデータもあります。 もし、これら認知症になりやすい人の特徴に自分や家族が当てはまっていたら、今すぐにその改善を!症状が軽い段階のうちに認知症であることに気づき、適切な治療が受けられれば、薬で認知症の進行を遅らせたり、場合によっては症状を改善することもできます。早期診断と早期治療によって、高い治療効果が期待できるのです。
今すぐに「こそあど言葉」を禁止!
実は脳の萎縮は40代から始まっているといわれており、認知症の予防は早いに越したことはありません。といっても、脳トレなど特別なことは不要。たった3つのことを心がけるだけで、カンタンに「脳活」ができるのです。 まず1つめが、ウォーキングなどの有酸素運動。1日30分でも継続することで、脳の活性化や抗うつに繋がります。 2つめは、趣味を楽しむこと。仕事に必要な論理的思考は左脳、趣味や遊び、感情や感性に関することは右脳の役割とされ、両方の脳をバランスよく働かせるためには仕事も趣味も欠かせないのです。 そして3つ目が家族や友人とのコミュニケーション。家庭内での交流、会話が少なかったり、家族間で「これ・それ・あれ・どれ」など「こそあど言葉」を多用している場合、知らず知らずのうちに脳を鈍らせてしまう可能性も。事実、認知症の初期症状のサインとして「こそあど言葉」の多用が挙げられるのだそう。 運動、趣味、そして人とのコミュニケーションを通して常に脳に楽しさや刺激を与え、活性化させていきましょう。

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