健康コラム

健康コラム

2009年10月号

「免疫力」を高めて疲れにくい身体になる!
人の身体や毎日の暮らしの中には、目には見えないものの病気の原因となるさまざまなウイルスや細菌が潜んでいます。
これらの「外敵」と闘い退治するのが免疫の役目です。
免疫力ってどうして大切なの?
この免疫とは、強さには個人差があるものの、誰にでも生まれつき備わっているもの。生きていくうえで欠かすことができない働きといえます。「免疫力」が高ければ病気にかかりにくいといえるのです。 一方で、免疫力が低下していると、病気に対してのガードが低くなってしまうばかりか、常に身体の不調を感じたり、疲れがとれにくい身体になってしまいます。吹き出物や口内炎ができるといったことも、免疫力が低下している見のがせないサインです。
たとえば、外敵と闘うために働く細胞がダメージを受けていたら、食事などを通じて摂り入れた栄養素はその細胞の回復にまわされてしまい、疲労回復には使われなくなってしまいます。こうして疲労が蓄積すると、血流が悪くなるなどして余計に免疫力も弱まってしまいかねません。 このように、人は自分の免疫力によって自分の身体をトータルに守っているというわけです。
あなたの免疫力を下げている原因はコレ!
ところで、この免疫システムがしっかり働くかどうかは、「免疫細胞」と呼ばれる血液中の白血球のバランスによります。
白血球には大きく分けると「顆粒球」「リンパ球」「単球」の3つの種類があり、身体を守るためにそれぞれが異なる重要な役割をもっています。これらが適切なバランスを保っていないと、免疫力は低下してしまうことになるのです。
この白血球は、人の自律神経の影響を受けやすいことが研究によってわかっています。自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っていますが、日々のストレスから交感神経がより優位に働くようになると、アドレナリンが過剰に分泌されて、顆粒球が増えるなど白血球のバランスが崩れてしまいます。つまり、ストレスが免疫力を低下させることにもつながるのです。
「病は気から」とはよくいったもので、実際に笑いによってストレスを緩和して、病気の人の自己治癒力を高めようという動きが医療や福祉の現場でもあるほど。ストレスと上手に付き合うことも、免疫力を高めるうえでは欠かせないのです。
免疫力を高めるいたわりメニュー
さらに、身体のなかでもとくに大きな免疫器官である「腸」の働きを元気にさせることも免疫力のアップには欠かせません。そこで、ふだんの食生活のなかに気軽に取り入れることができる食品を紹介します。
腸内には、善玉菌と悪玉菌からなる100兆個ともいわれる腸内細菌があります。その善玉菌を増やして活発に働かせるために、時間がない朝でもさっと食べられるメニューがヨーグルトとバナナの組み合わせです。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は善玉菌を増やし、バナナは食物繊維が豊富なばかりか、善玉菌のえさになるオリゴ糖も多く含んでいるとま さにいいことずくめなのです。
また、納豆やオクラ、山芋といった水溶性の食物繊維を多く含む“ヌルヌル”の食品も腸の働きを助けます。すりおろした山芋に、刻んだオクラと納豆を混ぜ込んでアツアツのご飯にかけたり、お豆腐にのせればおつまみとしてもぴったり!
こうして食生活を少し見直すだけでも、免疫力を高めることにつながるのです。多くの女性の悩みのタネでもある便秘の改善も期待できます!

(参考文献)
『免疫力がぐんぐん高まる大百科』(落合敏監修・主婦の友社編/主婦の友社)
『元気になる!きれいになる!からだの本vol.6』(オレンジページ)

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