健康コラム

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2009年10月号

天気によって体調が変わる?「気象病」を知ろう!
冬~春の季節の変わり目は、寒かったり少し暖かかったり、天気が読みにくい季節です。毎年この時期になると「体調を崩しやすいな」「気分がすぐれない」と感じる方も多いよう。そこには、実は“気象”の影響が関係していました。
天気、温度、気圧が体調に変化を及ぼす「気象病」。
昔から「季節の変わり目に持病が悪化する」「雨が降ると古傷が痛む」などと言われるように、季節や天気の変化と健康の間には深い関係があります。天気の急変に身体のリズムがついていけないことが原因とされてきましたが、実は「気圧」の影響も大きいことが認知されるようになってきました。
気象の変化によって発病したり、病状が悪化したりする病気、すなわち病状の変化が天候と密接に結びついているような病気をさして「気象病(お天気病)」と呼びます。
気圧の変化は、基本的に温度変化によってもたらされます。気温が高くなると空気が軽くなり、低温になれば空気は重くなります。人間ひとりに対して約16tもの圧力がかかっているため、このような気圧の変化は体に大きな影響を与えるのです。
冬から春へ。寒暖の差と気圧の変化が大きいこの季節は要注意!
気圧が体調を左右するという「気象病」。では、これから迎える3月・4月はどうなのでしょうか?
この季節は、高気圧と低気圧が交互に移動してくるため、天気が変わりやすい時期です。気象の変化が激しく、特に気温差が大きいことが重なって、体調を崩しやすいとも言われています。
大陸からの移動性高気圧が上空を通過する時は、気温が一気に下がり、また、日中、良く晴れた日は、夜に地表の熱が奪われる「放射冷却」が起き、翌朝には地表の気温の方が上空より低くなる現象が起こることがあります。急に冷たい空気が体内に入ることで、アレルギー症状や、花粉症などが起きやすいという説も。
また、低気圧の日は、人間へかかる圧力が低くなり、大気中の酸素濃度が薄いため、身体が不安定になるといわれています。主な症状として、高血圧、心筋梗塞、気管支喘息、リウマチ、関節痛など、神経系の痛みが出てきて、感情面でもイライラしたり、精神不安になりやすいのです。また、梅雨の時期は低気圧に加えて高湿度なので頭痛や関節痛を訴える方が増え、秋から冬は気温が極端に下がるので喘息の発作が起きやすいなど、季節それぞれに「気象病」が関わっています。
冷え症対策と同様のケアがポイント!
では、気圧で体調が変わる「気象病」は、対処方法のない病気なのでしょうか?個人差はありますが、日ごろの心掛けや対策で影響を受けにくくすることはできます。
<気象病対処法>
○ 朝晩の温度差に対応できるよう、体を冷やさない衣類に気を配る。
○ 血行を妨げるような締め付ける服装は避ける。
○ 十分な睡眠をとる
○ 冷暖房のし過ぎに注意し、気象に身体を慣らす。
○ 冷たい水分や塩分の摂りすぎに注意する。
○ 旬の食べ物を取り、体に免疫力を付ける。
○ 適度な運動やしっかりと入浴することで血行をよくする。
上記のように、冷え症の予防とほぼ同じ対策が気象病にも効果的なのです。
天気予報をこまめにチェックし、自分の体調と天気の関係性を記録しておくこともいいでしょう。そして、「この天気の時は不調になるかも」とわかったら、無理せずに過ごすことをおすすめします。

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