健康コラム

健康コラム

2009年10月号

「やる気がでない」「不安やイライラ」それはPMSかも
「5月病」と言われるように、5月は新年度からの新しい環境にストレスが溜まったりしてやる気がでなかったり、不安やイライラで何となく気分が落ち込むことも多い時期。この症状、女性特有の「月経前症候群」(PMS)にも近いような…。
PMSの症状を感じている方は5月特有の気分と症状が重なり、顕著になってしまうかも。そこで、この時期を大切に過ごすためのポイントをご紹介します。
生理前の体や心の不調「月経前症候群」
生理が始まる2週間ほど前の基礎体温が上昇するころに起こる心と体のトラブルを総称して、「月経前症候群」、または「月経前緊張症」(PMS)と言います。一般的には月経開始の3~10日前から体調がすぐれない、情緒不安定になるなどの症状が現われ、月経が始まると軽くなる人もいますが、開始後も続いて徐々に軽くなっていく人もいます。
PMSが起こる原因は、ホルモンバランスの乱れや脳内神経伝達物質であるセロトニンの失調などが考えられるそう。さらに、PMSの症状よりもさらに顕著に精神症状が強く現われ、深刻なほど生活に支障がきたすようならPMDD(月経前不機嫌性障害)と呼ぶこともあり、適切な治療が必要であるとされています。
ポイントは3つ。不調の原因がPMSかどうかを判断
人によって症状が続く期間や現れ方に差がありますが、PMSは女性の7~8割が体験しているといわれます。「自覚していなかったけれど、言われてみれば…」という人も多いかもしれません。PMSが原因でイライラしてまわりの人にあたってしまい、後で自己嫌悪におちいるという人も多いでしょう。
いつどんな症状が現われるかを自覚していれば、事前にPMSに対応することも可能です。自分がPMS かどうかを見極めるには、「同じ症状が周期的に現れる」「症状の現れる時期は、生理前の2週間(黄体期)」「日常生活にも影響するほど症状が重い」という3つのポイントがあります。
○ 身体的な症状
下腹部が張る、胸が張る・痛くなる、肩こり、ニキビができやすい、肌荒れ、むくみ、食欲が増す、便秘、疲れやすい、眠くなる、アレルギー症状が出る
○ 精神的な症状
イライラする、怒りやすい、攻撃的になる、自分をつまらない人間だと思う、集中力が落ちる
○社会的な症状
整理整頓したくなる、物事が面倒くさくなる、人に会いたくなくなる、他人と口論する、携帯メールの返信をしなくなるなど
まずは姿勢に気をつけ、深呼吸
症状を軽減するには生活習慣を整えて適度な運動をすることが重要です。特別なトレーニングをしなくても毎日5分でも多く歩いたり、姿勢を正したりするだけでも背中や腹部に筋肉がアップし、血行がよくなります。特に正しい姿勢をすることでリンパの流れもスムーズになり、様々な不調が改善するきっかけとなります。
頭痛や眩暈には頭のてっぺんにある百会(ひゃくえ)、むくみにはおへその下あたりの中極(ちゅうきょく)、その下の曲骨(きょくこつ)などのツボを刺激したり、深呼吸で気分転換をするだけでも症状を和らげることができます。
食材は“黒いもの”に注意!
また、栄養のバランスが偏った食事でビタミンやミネラルが不足し、PMSの症状が重くなることも。特にビタミンB6 には、たんぱく質や脂肪の吸収・代謝を助け、中枢神経を正常に保つ働きがあるためPMSの緩和に役立つと報告されています。
ビタミンB6を多く含む食べ物 は、豚肉・牛肉、にんにく、小麦胚芽、玄米、いわし、かつお、さばなどがあります。また、漢方では、婦人科の疾患には「血」を補う働きのある黒い食べ物、黒ごま、ひじき、のり、しいたけなども効果的だといわれています。
逆に、ケーキ、チョコレート、コーヒー、紅茶などのカフェインが含まれたものは、PMS の症状を重くするので注意が必要。これらの色も黒なので、“黒いもの” がポイントになるようです。

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